2011/11/11

11月10日に WIRED Vol.2 が発売になり 
早速 読ませていただきました。
巻頭は 前Apple社 CEO スティーブジョブズ 特集 です。


のっけから有名な一節で 始まります。
「――しかしわたしたちは彼らに天才を見る。――
――クレイジーな者だけが、本当に世界を変えることが
できるからだ。」
いろんな人がジョブズへのコメントを寄稿しているなかで、
渋谷慶一郎 氏のコメント――『死までもがあたらしい。』や ――こんなに「波のように広がる」悲しみを見たことがない。―は
自分がジョブズの訃報を知った時の気分をよく表現している。



『スティーブ・ジョブズが遺した14のレッスン』は
いろんな人々がジョブズのエピソードになぞらえて
14の行動哲学に関するコラムをつづっている。
なんか@chibicodeさんのツイートを思い出してしまった。
引いて見ると、『宗派ごとの教義の解釈』の差異みたいな感性の違いが文脈に現れていて面白い。

ジョブズが直にプレゼンすることやいたずら心にあふれた仕掛けの数々に出会うことが無いかと
思うと改めて寂しさが迫ってくる。

が、本記事自体は悲しみに浸るわけでも「ジョブズの遺志を継げ」と煽るわけでもなく 適度な距離感で「ジョブズはこうしたんだが キミはどうするの?」って問いかけられているように感じた。


今号はさらにビョークの『Biophilia』の解説記事もあったり、


サッカーのデータの可視化の記事があったりと――、


個人的にはかなりツボな内容。コラムの数々も引きが強かったなぁ。Google+の責任者ブラッドリー・ホロウィッツのインタビューもあったりして面白かった。
季刊誌だけど情報の鮮度と密度がいい塩梅の誌面の印象。
次刊が楽しみになってきた。




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