2011/03/23

この映画の主人公「ワリス・ディリー」について多くを知らず
「ソマリアから60歳男性との結婚がいやで単身逃げ出し 
たどり着いたロンドンで ホームレスからトップモデルにのし上がる」
っていう ザックリとしたストーリーの把握だけで 映画を観にいったのがまずかった。













映画『デザートフラワー』公式サイト


















実際 映画のテーマ(というかワリスの生きざまの根幹)は
FGM(FemaleGenitalMutilationの略、女性割札のこと:Wikipedia)廃絶で
話のクライマックスは雑誌インタビューでのカミングアウトから国連総会での演説へと淡々と進むのだが、
インタビューの回想で割札を施すシーンでの3歳ワリスの悲鳴がいたたましく耳に残っている。


で、逃避行から成り上がる過程も当然描かれているのだが、
ちょっとした恋模様や偽装結婚の顛末に関しては 事実か脚色かはともかく
あえてストーリーに盛るほどのエピソードでもないのかなと思う次第。


主演のリヤ・ケベデの演技には何故か違和感なく観賞できたのだが
演技を差し引いてもただづまいが(もちろん容姿も)モデルのそれなので
Wikipedia:リヤ・ケベデ」を見たらキャリアスタートはモデルなのね、納得。


映画観るのに 予備知識は感動の邪魔になると思い まっさらの素の状態での
観賞がほとんどなのだけど、本作は“予習”したりとか
彼女の“人間力”に感銘を受けたりした人達が 追体験する映画かなと思った。







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